長男が学校に通えるようになるまで
生後すぐに、重度のアトピー性皮膚炎と診断され、色々な葛藤、病気への不安、辛さ等々本人なりに、乗り越えてきた長男。
それでも心の闇だけは、深く、大きく周りが気が付かない程の大きさになっていたようでした。
その大きな闇に、立ち向かってかなければならない長男の心の闇は、想像以上にきつく、本人もかなり寂しかったと思います。
小学校五年生の時に、出会った医師によって長男が少しずつ、少しずつ変化していくのが、わかりました。
長男とともに、都内の病院に通うようになり、初めの頃はこれから先の不安ばかりでした。
同時に不安なのは、私ではなくて長男本人なんだ。と、割り切れるようになるまで、少々時間がかかりました。
ただ私が割り切る事で、少しずつ長男にも変化がみられるようになってきた事も事実でした。
やはり親子二人三脚でやってきた為、そのたびの困難は一緒に乗り越えてきました。今回もそのようになる事が出来るかが、私にも不安でした。
長男と二人三脚で、病気と向かい合うようになり、私も少しずつ楽しむようにしました。
病院に行くにも、一緒に楽しめる事を見つけ、食べる楽しみ、ウィンドウショッピングの楽しみ、等を心掛けてみました。その事で色々な長男の姿が見えてきました。
私にとっても、年頃の難しい子どもと向き合うよい時間だったと思います。なかなか母子家庭という事もあり、ゆっくりと向き合う時間が足りなかったのかな?と、反省する事も多い日々でした。
苦労もたくさんしましたが、この子の親権をとって私は本当に良かったと思っています。ただ公開はしっかりと養育費の取り決めをしなかったことです。
これから離婚をお考えで、お子さんの親権を取得する方は、養育費の取り決めはしっかり公正証書に残しておきましょう。
なぜなら、養育費は子どものためのお金だからです。
あなたが子どものために確保してあげて下さい。